2016年3月23日
建設業労働災害防止協会(錢高一善会長)が設置した「建設業におけるメンタルヘルス対策のあり方に関する検討委員会」は3月10日、第4回会合を開き、報告書を取りまとめた。重層下請構造下で複数の事業者が混在する建設現場での効果的な対策として、朝礼時における無記名のストレスチェックの実施を提案。併せて、作業前の安全ミーティングで、職長が作業員の健康状態を確認する「健康KY」を毎日実施することとした。建災防は来年度、各対策の具体的な実施方法などを検討するとともに、各事業者への普及に取り組む考え。