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「企業の5割が副業容認」

2020年12月7日

就活情報大手のマイナビが中途採用を実施している企業の人事担当者を対象に行った1,901件の全国調査結果を発表した。 回答企業の49.6%が副業・兼業を認めていた。

新型コロナウイルスによる業績悪化の影響で、社員の収入を考慮して副業を容認する傾向があり、導入の理由(複数回答)でも「収入を補填するため」が43.4%と最も多かった。
次いで「モチベ-ションを上げるため」が37.5%、「スキルアップしてもらうため」が33.8%あった。

一方、副業を認めていない企業の理由として「労働時間が過剰になり本業に影響が出る可能性がある」が53.3%、「転職してしまう可能性がある」が35.7%あった。

導入している企業を業種別にみると、医療・福祉・介護が57.2%で最も多く、僅差でサービス・レジャ-が56.2%、IT・通信・インタ-ネットが55.6%と続いた。
最も低かったのは、マスコミ・広告・デザインで29.8%だった。

マイナビでは、医療・福祉・介護業界で副業を認めるケ-スが多いのは「業界として収入が低い一方、介護などの技術は汎用性がある」点を指摘した。
今回の調査では、上場企業の57.1%が副業を認めているのに対して、非上場では46.7%と約10ポイントの差が出たが、「管理体制が整っている上場企業の方が、社内のイノベ-ション創出のために副業・兼業に積極的なのではないか」と分析している。

以上

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