2019年4月5日
日本経済新聞社が実施した上場企業の女性役員(執行役員を含む)154人から得た回答によると、
「現在、不安や悩みを感じていることは何か」に対して
・業務上の課題や経営に関すること ・・・ 47.4%
・社員の育成に関すること ・・・ 35.1%
・自身のスキルや職務経験に関すること ・・・ 33.1%
が上位3つで以下、
「親の介護、女性であることで不要な注目を浴びがち」
「 リ-ダ-シップの発揮」が続いた。
親の介護以外は男性役員では挙がらない悩みで、これまで多くの企業では女性役員の育成に力を入れてこなかったため、男性より経験の幅が狭くなりがちで、それが自信のなさに繋がっていると考えられる。
役員就任までに最も長かった職務経験では営業(販売、マ-ケティング、商品含む) が21.1%でトップで必ずしも役員としての担当分野と一致しない人も目立った。女性を昇進させようという社会環境は追い風で、登用理由はさておき男性と比べ自身のスキルなどを過小評価せず、与えられた役職で結果を出し評価されることが大事になる。 以上